インテリアになる植物体験という新しい入り口
「植物を育てたい」という気持ちが、作ることで形になる場所がある。新潟県新発田市のconfortableは、モルタルデコと多肉植物の寄せ植えを組み合わせたワークショップ教室で、「寄せ植えや多肉植物をもっと身近に楽しんでほしい」という考えを出発点に活動している。自宅教室での少人数レッスンとイベント出店を組み合わせた運営で、参加のスタイルは人それぞれ選べる。
「初めてモルタルデコを知ったのはイベントだった」という参加者が多く、出店がconfortableを知るきっかけとして機能している。会場でその場制作できるため、体験のハードルを感じさせない導入として評価されているようだ。
発泡スチロールとセメントが作る、予想外の質感
モルタルデコを実際に持ってみると、その軽さに驚く人が多い。見た目のセメント質感から重量を想像すると予想が外れ、この「軽さのギャップ」が体験の入り口での印象になる。室内のどこに置いても安定して飾れるうえ、多肉植物の緑が素材のテクスチャと対比して映える。
色とりどりの植物を並べるバランス感覚が作品の仕上がりを左右するため、配置を考える時間が制作の核になる。「センスがなくても楽しめた」という声が届いており、自由に選べる設計が参加者の不安を取り除いているようだ。個人的には、素材の意外性がこの体験の一番のフックになっていると思う。
プレゼントとして選ばれる、手作り寄せ植えの需要
confortableで制作した作品は、贈り物として持参するケースが少なくない。形・色・植物の組み合わせをすべて自分で決められるため、受け取る相手を想定しながら作れる点が他の贈り物にはない特性だ。「もらった側がとても喜んでくれた」という声が参加者から繰り返し届いており、手作り作品の訴求力を示している。
制作した作品は購入した植物と異なり、作り手の選択と時間が込められているため、受け取る側には市販品では得られない背景が伝わる。プレゼント用に複数回参加している人もいるようで、贈る相手に合わせて毎回異なる作品を作ることを楽しんでいる層が存在している。
2026年、場所を変えながら続く活動
店舗営業の終了は2026年に予定されているが、ワークショップとイベント出店は引き続き行われる。拠点という形から離れることで、逆に各地に届けられる機会が増える可能性があり、これまで距離的に参加できなかった人への接点も広がる。出店情報は随時発信される予定で、次の機会を待っているという声も届いている。
固定の場所がなくなっても活動への関心が途切れないという状況は、これまでの参加者との関係が蓄積されていることの表れだ。
新潟 モルタルデコ教室


