塾講師歴30年以上、代表が積み重ねてきた経験
出村耕基氏は神戸市東部の中堅学習塾に約20年勤務し、その間に阪神・淡路大震災を経験しました。豆腐屋のおじさんなど地域の普通の人々がリーダーシップを発揮した場面に衝撃を受け、いわゆるエリートと呼ばれる立場の人たちではなかったことに、受験教育・学歴社会偏重の在り方への疑問を抱くようになったといいます。「個人の力と同時に、まわりの人たちと協力して生き抜く力こそ養うべき」という確信が、その後の教育活動の軸になりました。塾講師としての通算経験は30年以上に及び、NPO・NGO活動を通じて塾の外でも幅広く子どもたちと接してきたといいます。
個人的には、震災という原体験がここまで具体的に教育理念へと結びついている点に、他の学習塾にはあまり見られない厚みを感じた。
一律の対策に頼らない、他塾と異なる姿勢
中間・期末試験の対策として、全員へ一律の「要点プリント」を配って暗記させるような詰め込み型の指導は行われていません。学力診断テストについても合否を判定するものではなく、現状の学力を推し量り、入塾後の授業に活かすための材料として位置づけられています。全ての子どもたちにそれぞれの力が眠っているという考え方のもと、一人ひとりの課題に応じた向き合い方が取られているといいます。
「7つの習慣」を基にした「7HJ」を必修プログラムとして導入している点も、画一的な指導とは一線を画す特徴といえそうだ。高校生に限っては「7HJ」のみを単科で受講することもできる。
成功体験の積み重ねが自信につながる仕組み
自分を見失わず目標に向かって進むための「折れない心」を育てることを、未来教育ゼミは大切にしています。一人ひとりの今の課題を見つめ、一歩ずつ成功体験を積み重ねていけるよう向き合う姿勢が指導の根底にあります。仲間との励まし合いを通じて将来を力強く生き抜くための精神力を養う「チャレンジカップ」も、その一環として設けられています。
灘区での教育活動が果たしてきた役割
2002年、灘区水道筋という出村氏自身の原風景の地に開校して以来、未来教育ゼミは地域に根ざした教育活動を続けています。親の過度な期待に応えようとしてつぶれてしまう子どもや、他力本願的な学力で進学後につまずく子どもが増えている現状に、危機感を持って向き合っているといわれています。


