仙台市内4校舎で展開する個別指導「スクールIE」の運営
小学生から高校生まで、学年や目標の異なる生徒が通う個別指導塾「スクールIE」。株式会社Freed Corporationは多賀城駅前校・北仙台駅前校・仙台中山校・大和町校の4拠点を構え、それぞれの校舎で地域の学習ニーズに応じた授業を行っている。志望校対策や苦手科目の克服といった具体的な課題に対し、生徒ごとにカリキュラムを組み替えながら指導を進めるスタイルを採用。中学3年生向けには10名限定の小集団授業も設けており、集団と個別の両面からアプローチする体制を敷いている。
個人的には、駅前立地の校舎が複数ある点が通いやすさの面で印象的だった。部活帰りや学校の近くで授業を受けたいという生徒にとって、校舎の選択肢があること自体が継続のしやすさに直結しているように思う。仙台市内でも郊外寄りの大和町校を含めることで、エリアごとの教育格差を埋める役割も果たしている。4校舎それぞれに地元の生徒が集まり、校舎単位でのコミュニティが生まれている点も見逃せない。
生徒の理解度に合わせた対話型の授業設計
株式会社Freed Corporationが掲げるのは、テストの点数だけを追わない学習支援の姿勢だ。授業中は生徒の表情や反応を見ながら進行し、理解が浅い箇所には立ち止まって対話を重ねる。一方的に知識を注入する形式とは一線を画しており、生徒自身が「なぜそうなるのか」を考える時間を意図的に設けている。こうした進め方によって、受け身ではなく自分から問題に取り組む姿勢が少しずつ育っていく。
「子どもが家でも自分から勉強するようになった」という声が保護者から寄せられることも多いという。目標設定から日々の学習計画まで講師と生徒が一緒に組み立てるプロセスがあり、計画を実行する中で小さな成功体験が積み上がっていく構造になっている。単元テストの振り返りや模試の結果分析など、数字をもとにしたフィードバックも随時実施。学力の変化を生徒本人が実感できる仕組みが、モチベーションの維持につながっている。
週1日から働ける柔軟なシフトと講師育成の仕組み
1コマ90分・1,700円の給与体系に加え、交通費は全額支給。週1日からシフトの相談ができるため、大学生や大学院生が学業と両立しながら講師を務めるケースが目立つ。ダブルワークにも対応しており(同業種は除く)、主婦層を含む多様な人材が各校舎で活躍中だ。アルバイトからスタートして正社員登用に至る道筋も用意されており、長く働くことを前提にした制度設計がなされている。
指導未経験の状態で入社した講師が、研修を経て数カ月後には受験生を担当しているという事例もあるそうだ。入社後の研修プログラムでは授業の進め方だけでなく、生徒とのコミュニケーション手法まで体系的にカバーしている。先輩講師が横についてフォローする期間も設けられているため、教壇に立つ前の不安を段階的に解消できる。バックグラウンドの異なる講師同士が互いに刺激し合う環境が、校舎全体の指導力を底上げしている。
教育を軸にした地域との関わり方
「教育を通じて豊かな地域社会を創造する」——株式会社Freed Corporationはこのビジョンを事業の出発点に据えている。テストの成績向上はあくまで通過点であり、生徒が将来の選択肢を自分の力で広げられるようになることを最終的なゴールとして見据えている。校舎ごとに地域の学校情報や入試傾向を蓄積し、進路相談の場面でも具体的なデータに基づいた助言を行う。学習塾という枠組みを超えて、地域の教育インフラとしての機能を担おうとする意志が運営の随所に表れている。
既存の指導モデルに固執せず、生徒や保護者からのフィードバックをもとにカリキュラムを見直す柔軟さも持ち合わせている。「先生が子どもの性格まで理解してくれている」という保護者の声は、画一的な対応では生まれない信頼の証だろう。仙台市内で4校舎を運営するスケールを保ちながらも、一人ひとりに向き合う姿勢を崩さない点に、この会社の教育観が凝縮されている。


